2010年7月11日日曜日

Festival Grec ' Butō '


Butō / Ko Murobushi

Dead 1 (Ko & Edge Co.) / quick silve

昨日、ネウスさんに招待して頂いて、舞踏を見てきました。今、バルセロナでは、festival grec 2010というものが行われていて、今年は日本がテーマということで、色々な日本の劇団や舞踏家が招待されています。会場となる劇場が私のアトリエから歩いて2分という距離にあり、今回は特に身近に感じています。

日本でも2度山海塾の舞台を拝見したことがあり強い衝撃を受け感動したのですが、日本では舞台から遠く離れた2階席でした。今回は、なんと3列目のど真ん中!!こんないい席に座ったことなかったのですが、やはり全然違いますね。筋肉の動き、震え、したたる汗、声を発すると肺が動き、躍動感、緊張感が直に伝わって来て、ものすごい興奮しました。生身の人間が3体あり得ない格好でそびえたっている。その体自体に目は釘付けになり、観ているうちに妄想が広がり、なんだか、人間の体が色々なものに見えてくるんです。最初の音楽が私のイメージする舞踏の音楽とかけ離れていたのも、視覚と聴覚とで感じるギャップが余計に興味をそそられました。照明や音楽を変えるだけで、観ている方の感じ方はまた違ってくるわけで、あの肉体表現を持っていることで、色々な作品を作れるのだろうなあと。

色々な意味で表現の幅って広いなあとしみじみ思ったのでした。良い一日でした。Gracias Neus!!