2010年7月11日日曜日

festival grec ' chelfitsch


Hot Pepper, Air Conditioner and The Farewell Speech

Toshiki Okada / Chelfitsch Theater Company

またまた、festival grec のお話です。

先々週のお話ですが、日本のカンパニーchelfitschが今回のバルセロナのフェスティバルに来るということで、観てきました。このカンパニーは、伊東沙保という舞台女優をやっている中学高校時代の友人が出演しているので、一昨年は、ベルギーまで観に行ったのですが、ブリュッセルでみた舞台は正直良くわからず、なんとも感想を言うのが難しかったのですが、今回の舞台は、実に面白かった。なんか、日本の現代社会をちょっと嫌みっぽく風刺している感じや、変なダンスのような動きと言葉とのズレ感が、やはりここでも(昨日の舞踏で感じたのと同じだけど)、視覚と聴覚の入り方のギャップみたいなものを感じて単純に興味をそそられた。なんか、結局、自分のことしか考えていない、自分のことしか話さない、あまり感情のない登場人物達が滑稽でありつつも、こういう人って東京に本当にいないようでいるよなあと思い、改めて、なんか遠いとこから日本の嫌なところを垣間みてしまったようなそんな気分で、どんどんこんなロボットみたいな人が増えちゃったらどうしよーとか変なことを考えながら会場をあとにしました。コミュニケーションって大切なのね。人の話を聞けるって大切なのね。とかね。スペイン人って人の話あまり聞かないけど、コミュニケーションは大切にしてそうだよなあとかね。

同じ中学高校の今マドリッドに住んでる友人も駆けつけ、なんだかこんなところで、楽しいプチ同窓会ができたのも嬉しいひとときでした。

世界は狭いのね。